私は、合唱を始める前は、ピアノを聴くのが好きだった。
シューラ、チェルカスキーというソ連のピアニストが来日し、生で聴いて
ひどく感動し、さっそく吉田氏の「世界のピアニスト」という
本を買って、来日するピアニストのコンサートに足しげく通った。
ホロビッツ、リヒテル、ポリーニ、エッシェンバッハ、アシュケナージ、
ワッツ等々世界的なピアニストは、それぞれうまかったが、それほど
感動はなかった。
そのうちグールドのCDしか聴かなくなった。
もう10年前か、ラトル・ウイーンフィルと一緒に演奏したブロンフマン
やトルコ生まれのピアニスト(名前忘れた)に感心はしたが、心揺さぶら
れる演奏にはなかなかお目にかかれない。
5月は天気もいいし、もう一度「ゴールドベルク変奏曲」を聴きなおそう。